旅人ニーナの世界絵日記!

~女ひとり旅 バックパッカー紀行~

わたしのプロフィール:旅人ニーナ

 

ナマステ!

旅人ニーナ(nina)です。

 

 

 

ここは旅が大好きな、

旅人ニーナ(30代女性独身)の旅の記録ブログです。

 

始めに、わたしの旅人としてのプロフィールをご紹介しますね。

 

今まで行った国

(旅人レベルはわたしの中で勝手につけたものです。行った古い順に並んでいます。)

 

 

旅人レベルA 時代~韓国ソウル/ アメリカ ニューヨーク /フランス パリ

出張で初海外。人より遅いパスポートデビューは25歳。会社におんぶに抱っこだが、海外こわくてビビりまくり。

短期出張なので、滞在できるのは大きな1都市のみ。


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アメリカ ニューヨーク

 

レベルB時代~中国(上海)/ トルコ /  イギリス ベルギー

鬱になって会社を辞めた後、解放感を求めておひとりさまでツアー参加し始める。

旅の期間が少し長くなり、1つだけの都市ではなく、いくつかの街を渡っての『周遊』をはじめる。

また、mixi(懐かしい)の旅コミュニティを通じて旅好きの人と連絡を取り合い、一緒に行くなどしてシェア旅をするようになる。

現地では別行動だったりするけど、ホテルはシェアしたり。やっぱりまだ完全に一人は怖かったのね。

あと、節約のためにはシェアしたほうが安いと思ってたのもある。まだ、相部屋のドミトリーとかに泊まる勇気はなかったんだね。


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ベルギーのホテルの朝食。この頃はまだ安宿ゲストハウスではなく普通のホテルに泊まっていたの…

 

レベルC時代~フィンランド(ヘルシンキ)/ スペイン/ 中国(貴陽省ツアー) / シンガポール /イタリア /スイス (スペインから列車で国境を越えた!)/チュニジア

 

ひとりで全てをプランニングする、旅の楽しさに目覚める。

ツアーではもはや飽き足らず、手軽さや便利さより窮屈さを感じるようになってきていた。

泊まるところも日程も、全部じぶんの好きにしたい!

宿や航空券の手配も自分でやるようになり、ひとりで飛行機搭乗や、寝泊まりも出来るようになる……が、まだまだ行き先は有名な観光国がメイン。

 

マイナーめな貴陽にはツアーでおひとりさまで参加。チュニジアは現地ツアー利用。

(やっぱりまだまだ、ひとりでは不安だったのかな)

(でも、たんだん、普通の旅行者は行かないところへの興味が…!)
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スペイン行きの乗り換えのためにたまたま寄ったフィンランドは大好きな国になって、それから2回行きましたよ!

 

レベルD 時代~インド ネパール 中国(雲南省)

東南アジア周遊コース マレーシア→タイ →カンボジア →タイ→ラオスベトナム

 

インドで本格的バックパッカーデビュー

この辺りから加速的にバックパッカー濃度が増していく。

基本的に周遊しながら、国境を徐々に越えていく歓び。

安宿に泊まり、ローカルの食堂で食べ、なるべく安く、そのぶんなるべく長く旅を感じたい。そういう気持ちが確立しはじめる。


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嗚呼、バックパックパッカーの聖地インド

悠久のロマン溢れるインドは広くて深い……観るもの全てに魅了される。

一度では周りきれずに、その後インドは何度か再訪することになる(今もまだ行ってない地域多し)


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旅のスタイルが、どんどんゆっくりマッタリしてくる。インドではスケッチなどもしてました!

 

レベルE時代~大陸大移動挑戦時代

★インド三ヶ月 周遊  大きくて不思議いっぱいのインドを一人旅

★★東欧&北欧三ヶ月: デンマークフィンランド →ロシア(一ヶ月 )→ リトアニアベラルーシラトビアエストニア

どんどん調子に乗ってくる。国をまたいで行く「国境越え」の楽しさにハマり、めんどくさいビザ申請&取得もゲームのイベント感覚になってくる。ロシア異文化楽し過ぎた。



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エストニアでは、ゲストハウスをすっかり使いこなしている

 


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寒いけど大好きになったロシア!人が優しい!人情が沁みる国。旧ソ連デザイン大好き。


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ロシアはシュールで可愛過ぎる。個人的に世界一カワイイ国!おそロシアだけど。

 

★★★  中央アジア周遊(シルクロードなあたりです)   イラン →トルクメニスタンウズベキスタンカザフスタンキルギスタンタジキスタン→中国 新疆ウイグル自治区→中国四川省 約三ヶ月かけて陸路制覇

ここまで来ると旅ジャンキー。良くやったなって感じ。砂漠から雪山まで大自然の中を大移動。けっこうハード。


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ウズベキスタンで現地人に間違えられる程に成長

 

その後現在まで〜 メキシコ一ヶ月周遊


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メキシコの市場でお腹壊さないか心配しつつもローカルの食べ物にチャレンジ

 

 

                              またインド一ヶ月!


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言葉が通じなくても、へっちゃらさ!


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屋台を描くのが好き。

 

 

すっかり旅人になってしまったわたくしニーナですが

 

英語ほぼ話せないです。中学生英語もあやしい。

(ロシア美術が自分のツボすぎて少しだけロシア語教室にかよいましたが、結局英語以下のレベルです。

 

かなり頭がぼんやりしています。しっかり者ではありません。

日本だけでも『よく今まで生きて来られたね』と言われるレベルです。

 

行動的なタイプでもありません。子供の頃から引きこもってお絵かきばかりしてました。

 

海外デビュー遅め。25歳…あの頃仕事の命令がなかったら一生日本から出なかったかも。

 

なんですよね…。

 

過去に行った国を年代順にレベル分けしたのは、わたしなりのゆっくりとしたステップアップ?の軌跡があるからです。

 

初の海外が長期留学だったり、家族とのハワイだったりする方も居るでしょう。

いきなり世界一周に冒険の旅に出てしまう勇気ある若者もいます。

 

でもわたしはそれが出来なかったタイプです。

 

最初はおっかなびっくり。でも、旅が好き。面白いもの大好き。めづらしいものが食べたい。

 


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民族衣装が大好き。世界のデザインや工芸品や現代アートも好き…。


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その興味や感動の方に取り憑かれてしまい

 

未だに旅に出る直前まで『怖いよー』とぶるぶるしてるのに(ホントに!)また旅に出てしまうのです。

 

どんな国も、いくらTVで観てても、本で下調べしても、旅ブログを読み漁っても、『本当に自分が行って体感しないと解らない』。

毎度そう思います。

 


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好き嫌い、この国は自分に合う、この国は合わない、それも行ってみないと解らない!!

 

わたしは観光大国イタリアは何かと旅しづらかったけど(苦笑)、ロシアは肌に合ったみたいですごく快適でした(^^)。

 

旅人それぞれに、合う合わないや、その時限りの『ご縁』みたいなものがあるなと思います。

 


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嫌な目にあった事が無いわけではありません。

でも行かなきゃ良かったと思った国はありません。

 

旅レベルA は会社の出張時代。とは言っても、大手の会社でも無いし、お給料も安かった。

この頃勤めてた会社がたまたま海外の展示会によく出ていただけです。

会社のお膳立てに乗って行くだけでしたが、怖くて怖くて、ブルブルでした。

初海外の韓国ですら、緊張感でいっぱいでした。

 

空港からソウル市内に向かうバスのなか『コレが外国か…!』と手に汗握って眺めた景色を今でも覚えています。

でも怖いのと同時に、実は人一倍好奇心の強いわたしは、大興奮!!

この頃に異文化の魅力の洗礼を受けてしまったのです。

観るもの、聴くもの、全てスバラシイ。

 

特に日本では食べたことのないような美味しい料理…。

そしてアート。(メトロポリタン美術館みんなのうたの所だよ!)

出張はいつもハードスケジュールで上司は嫌がってましたが、わたしはブルブルしながらもわくわくも思いっきりしてました。

 

 

レベルB。 会社を鬱で辞めました…。29歳、 心身ともにボロボロでした(涙)

 

でも、ここからがわたしの旅人生、旅人ニーナとしての始まりでした。

 

思えば就職氷河期真っ只中に新卒で入社して7年半、盆も正月も、連休らしい連休をとったことがなかったのです。

 

辞めたら、今まで出来なかった何か思いっきた事がしたい。それで、申し込んだのが大手HISの『お正月アジアミステリーツアー3泊4日』でした(笑)。

まだ行き先を自分で決めることも出来なかったけど…何処かには行きたかった。

あと、1人の解放感を味わいたかったけど、色々不安だから、ツアー。

 

行き先は上海と近隣の無錫でした。

フリータイムの多いプランで、必然的に『初めて海外を一人で歩く』経験をしました。

その、もう、怖いこと!そして面白いこと!海外一人歩きは強烈なカルチャーショックでした。

 

たった飛行機2時間乗って、隣の国に来るだけで、こんなに違うんだ!面白いんだ!最高!!

 

まだ精神的に病んでたので、会社からも家族からも遠ざかって、その解放感も凄まじいものがありました。

 

『いま歩いてるこの大きな街の、誰一人わたしを知らないんだ!』

狭い世界で生きてきたわたしには素晴らしいことでした。

 

『いまここでわたしが死んでも、誰も気がつかない!なんて自由なんだろう!最高!!

などと、変な盛り上がり方をしていました。

 

でもこの感覚は自分にとってとても強烈で、『ひとり旅=自由』という感覚が病みつきになってしまった原点です。

 

もともと子供の頃から人一倍ぼんやりしていて、何をやらせても『みんなの様に出来ない』事がコンプレックスだったわたしは、

誰からも注意されず、誰にも合わせなくてよく、また、誰も待たせたり困らせたりして「迷惑をかける事」も気にしなくて良い

『自由』が本当に嬉しかったです。

こんなに楽しいなら死んでもいいってくらいでした。

 

 

そこからはヒマさえあれば旅のこと、それもひとり旅の事を考えるようになったのです。


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こんなに楽しいなら、仕事だって辞めるの惜しくない。お金だって使っていい。

 

でも怖がりなのと、自分に自信がないので、少しづつ、少しずつ、行動範囲と旅の『自分で決めること』を拡げて行きました。

ツアーから個人手配の航空券とホテルへ。

期間は4泊から2週間へ。そして一ヶ月から、三ヶ月へ。

 

一方で

気力も体力も凡人以下なので、一年で世界一周するようなあまりに長期の旅は、自分には向かないかもと思いました。

楽しむための集中力も切れてきますし、気を抜きすぎても疲れがたまってきても旅先では危険です。

 

なので、地域や文化圏毎に自分なりにテーマを絞って3ヶ月以内の旅行を繰り返しています。

日本では実感できない『国境越え』が好きで、文化のグラデーションで変化して行くのを観るのが好きです。

だから同じ国に何度も行くリピーターではありません。なるべく色んな国や地域に行きたいです。

でも何事にも時間をかけて、慎重に行くタイプなので、駆け足旅行いわゆる『弾丸ツアー』も向いていません。

なるべく1つの街に目的がさしてなくても3泊くらいはしてしまいます。

(ロシアのサンクトペテルブルクは一週間のつもりが3週間になった)

 

元々びびりで、自分に自信がなく極度に世間知らずだったわたし。

高校生時代の友人から言われてハッっとした事があります。

『私の知ってる頃のニーナは、高校生なのにデパートのエレベーターの乗り方も解らないような子だったよ』。

 

そう思えば、ずいぶん遠くまで歩いてこれるようになったんだなと感慨深いです。


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海外で仕事をしている人、結婚して家族を持っている人、もっともっと秘境の冒険に挑んでいる人、語学が堪能な人、

専門的な特技や目的があって旅してる人……

そんな人達からしたら、わたしの旅なんてなんのすごいところもないでしょう。

 

でも、わたしにとっては何れもがかけがえのない体験であり、わたしが『本当にその場所まで行ったのだ』という事実は大切な宝物です。

 

旅人になって本当に良かったと思っています。

人生観変わったと思います。

 

このブログですこしでもわたしの『ひとり旅』を一緒に体感してくれたなら。ひとり旅なのに、そこからちょっとはみ出すから、面白いですよね。

 

旅人ニーナ